リフォームの匠のセミナー [測定裏話]
10月10日、新宿のリフォームの匠のセミナーがありました。
匠と共に参加しているネクスト・アイズhttp://www.nexteyes.co.jp/のセミナーに顔を出しました。
匠(新宿の匠)のHhttp://www.asahi.co.jp/beforeafter/takumi/takahashi-k.php
ネクスト・アイズのリペアテック紹介Hphttp://www.hng.ne.jp/specialized_service_detail45.htmlです。
新宿のセミナー会場で匠のセミナーがあり、そのセミナーで配布する「揺らしてなっとく、動的耐震診断」のカタログが不足したたため持参しました。
匠は2009年6月28日、放送された番組の内容をこらからリフォームされようとする方に説明していました。
一番、印象に残ったのは価格の話です。匠のリフォームの現場は新宿で、敷地面積9坪です。2階建物件のリフォームですから18坪です。
某TV番組では、980万円とか表示していますが????
本当の価格実態も話していました!
匠が某TV局の言ってきた価格表示を断り、実情価格を提示しましたと言っていました。
やはり、誠実であるべきと思います。
匠も私もリフォームの場合、特に構造が重要と思っています。
この様な匠がいいなと思う方にはご紹介さしあげたいと思います。(東京近郊の方限定)
ご興味があればメール下さい。yurashite@repair-tech.biz
目的が特に無い「おやじの会」の紹介 [つぶやき]
池袋の設計士の方で工務店の経営者の阿部常夫さんと知り合いになりました。その方が、目的が特に無い「おやじの会」の世話役(運営)を運営しておられます。
内容が非常に面白いと感じたので紹介させてもらいます。
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一般的に今度○○会があるから行って見ない!?このようにお誘いすると10人中、8〜9人の人から帰ってくる言葉! どんな会・何するの・場所は・どんな人が集まるの・メリットは?・・・ただ飲んでるだけ、しゃべっているでけ!意味ないね! 本当でしょうか!?小職・・・勉強会と称するところに、25年前から参加・参画してきており「人・もの・金・愛・人情・義理・裏切り」などなど大いに助かっています。 当然ビジネスにも影響しています(現在進行形)!ありがたいことです。ただこれもひたすら長く・飽きずに継続してきた「ご褒美」と自負している次第です。 皆さん、身の回りの経営者を一人お連れ下さい。人儲けと語りべをわいわいと楽しみませんか!? 若輩者の小職と友人が始めたこと、配慮不足など多々あろうかと存じますが、小職のバカに免じて寛容に願えれば幸いと存じます。 | ||||||||||||||||||||||||
●参加希望者は下記までメールしてください。 | ||||||||||||||||||||||||
東京発地域活性化エンターテイメィント おやじの会 世話役 阿部常夫(090−2627−3310) abe@ab-p.co.jp |
マニアックなイベント [測定裏話]
千葉市の佐久間工務店http://www.sakumakoumuten.com/さんで「揺らしてなっとく、動的耐震診断」のイベントを行いました。この工務店さんはOMソーラーも採用している建築技術の高い工務店さんです。事前にチラシでご案内していたところ、興味のあるお客様がチラシをご覧になられ、動的耐震診断のホームページもご覧になられてから、イベント会場にいらっしゃいます。
「揺らしてなっとく、動的耐震診断」で測定出来る会社も少なく、興味津々でみえられます。その方に中には測定技術ではなく測定機械にご興味のあるかたもいらっしゃいます。
その質問がまたまた、マニアック。測定会社で設計事務所ですので建築に関する事はお答えできますし、測定データの解析も出来ますが、測定機械そのものの内容は良く分りません。
何か非常に難しい事を質問されチンプンカンプン。多分、大学の先生か専門的に研究をされている方がそのような質問をされると思うのですが、答えられませんでした。
http://www.repair-tech.biz http://repair-tech.ocnk.net/
床下実話 [測定裏話]
千葉市での精密耐震診断を行いました。千葉市の耐震診断の補助金を申請する場合は精密診断となります。その時の申請書の1ページ「地盤、基礎、土台」の調査内容と土台の測定写真を載せてみました。
調査内容は非常に細かい内容で他地域の自治体とは違っています。この資料であれば施主、自治体共、納得の上、工事が出来ると思います。
土台調査では、床下にもぐり1目視 2ドライバー等を刺した 3含水率を測定した 4ハンマー打音 の4種類の方法で東西南北各3か所=合計12か所の調査をしました。
※含水率は東西南北各1か所
調査報告は耐震診断会社(設計事務所)の立場でありのままの報告書を作成します。この現場は全く問題無しです。
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小さな命(幼稚園) [測定裏話]
東京都内、某所のとある幼稚園の耐震補強計画の相談を受けました。築年数は古いのですが、耐震診断の結果、わりと良い数値が出ています。非常に曖昧な表現ですのでもう少し詳しく表現しますと、構造はRCコンクリートで出来ています。ビジネスビルなどの安全数値ではクリア出来ています。しかし、この幼稚園の園長さん(経営者)はもう少し安全性を重視した学校の基準値まで上げたいとの事で補強工事を決断されました。
ここの幼稚園の運営母体は、お寺さんで近隣に複数の幼稚園を運営しています。幼稚園等の耐震補強工事の場合、地方自治体から補助金も出ますが、この幼稚園は自己資金で計画されました。来年の工事予定の幼稚園は補助金を申請する予定との事。
部分的な写真しか掲載しませんが、下駄箱に入っている小さなシューズを見て下さい。小さな命がいっぱいです。将来を担う小さな命を守る為、心を砕いておられる園長さんに頭が下がります。
シロアリや腐食 [測定裏話]
住宅設計では一般的な事ですが、南側は採光の事もあり大きな開口を取る設計となる傾向です。逆に北側はトイレ、浴室等の設計となる傾向ですから当然、部屋も開口の小さくなり壁が多くなります。だから構造的には耐力壁も多くなり耐震性が高くなる理屈です。
しかし、測定の実態は違う場合も多くあります。
住宅に地震を起こして住宅の特性を調査する診断方法を行っています。動的耐震診断と言いますが、図面上、北側が強いと思われる所が南側より弱いデータが出る場合があります。その時は、再度、データを細かく取り直し、原因を追求しますが、土台と柱の接合部分が白アリに食べられて柱が土台にくっ付いていなくて宙ぶらりんの状態になっている事が良くあります。
浴室では昔の住宅のお風呂は今のようにユニットバスでは無い為、お風呂の床のタイル面の亀裂から水がもれだし、土台、大引き、ネタが腐食してしまいボロボロになっている。ひどい現場では布基礎に水がたまっているなどの状態です。
地震が来た時、とても安全と言える状況ではありません。
もっと悪質な現場もあります。建築中のゴミや残材が床下に放置してあったり、建築基準法に定められた事すらやっていない現場も多々あります。
リフォームするとき抗菌処理を! [コマーシャル]
リフォーム前のお住まいでは、よくお風呂とかキッチンのカビが発生しています。
リフォームするとき抗菌処理を!
クロス、壁を撤去するときに抗菌材の散布をお勧めしています。
カビがひどい時、お客様に抗菌処理をお勧めしますが、おいくらですかと聞かれます。
2万6千円ですと説明すると、皆さん、お願いしますと言って頂けます。
良く聞いた言葉ですが、「カビは元から絶たなくてはダメ!」です。壁の内部にカビが生えているのに、何もしないと又、すぐ発生します。
工事は噴霧器に入れて散布するだけなので、無料にしています。
興味のある方は http://repair-tech.ocnk.net/ をご覧下さい。
神社仏閣の耐震対策は大丈夫(№2) [つぶやき]
富山県
神社仏閣の耐震診断と補強工事を実際に施工している富山県の工務店さんの話です。
構造的目線で神社仏閣を見てみると、現在の住宅とは全く異なっています。入口は非常に大きく壁は一切ありません。側面の右側、左側も壁は無いと考えた方がいいと思います。
後ろ側は壁一面あり開口が無い建築が一般的でしょうか?
大きなスパンを実現する為、柱は非常に少なく、その柱の足元や床下の塚は石の上に乗っているだけ多いようです。
その屋根は非常に重たい和瓦でしょう。
つまり、現在の建築基準法が安全と考えている耐震設計とは全く逆の建築工法ですが長年の歳月に現存しているんですよね。
現在に残してもらった先人の匠の技を勉強させてもらい、現在の技術で理論的に解明し社会貢献できたらいいなと考えています。
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神社仏閣の耐震対策は大丈夫(№1) [つぶやき]
「揺らしてなっとく、動的耐震診断」の問い合わせがありました。HPに記載している自社で活動出来る営業エリアは1都3県です。その他の地域は協力して頂ける方がいらっしゃれば測定可能です。
その事をお伝えしたところ、動的耐震診断を研究していて十分に理解した上での問い合わせだとの事。
お話を聞いてみると、神社仏閣の耐震診断と補強工事を実際に施工している富山県の工務店さんです。富山県でも石川県と隣接している地域の方で金沢の神社仏閣や、京都府の神社仏閣の工事をしていますとの事。
その測定は東京や京都の有名な大学と協力して測定しるそうです。しかし、測定機械も少なく、困っていらっしゃる状況です。
現在、私が行っている測定は2次元解析(平面解析)の2点測定(センサー2か所)ですが、3次元解析(立体解析)の8点測定(センサー8か所)を求められています。
物理的には可能ですが、診断理論が難しい・・・ 悩んでいます
最近、地震多いですよね?(2話) [測定裏話]
東京都
「揺らしてなっとく、動的耐震診断」の測定をしていました。同じような住宅が建ち並ぶ分譲地です。
お隣の奥様にご説明をさせて頂いた時、その逆隣のご主人が出てこられました。
そのご主人も洗濯物が妙に揺れていたりして不思議に思っていらっしゃったとの事。非常に厳しいお言葉で「ただちに測定を止めて下さい! 壁に亀裂でも入ったらどうするのですか?」とおっしゃられました。
測定を中止し、普段、カタログ等で客様に説明する内容をカタログと測定機械を使用しご説明。又、通常、震度1~1.5で測定しますが、震度1以上はパワーを上げない事をお約束しました。外に出て、測定物件の外壁もクラックが入っていない事もご覧頂き、測定再開をしました。
この測定している住宅のオーナーさんは中古住宅を購入されたばかりの方で、未だ、入居されていません。入居前から私のせいでご近所関係に亀裂が入ると大変と思い、ご近所の方に誠心誠意ご理解をお願いしました。
帰りがけ、そのご主人にも再度、お詫びのご挨拶にお伺いしたところ、ニコニコ顔で出てこられ「お隣の耐震補強工事をする内容と金額を教えてね」とのご依頼。
実は、間取りが全部同じらしいのです。
ある程度の金額はお伝えしてもいいのですが、いくら間取りが同じでも診断結果と工事計画書には個人情報満載です。
結局は、私どもを信頼して頂き、個別の想定物件として概算見積金額をお伝えする事で納得頂きました。
最近、地震多いですよね?(1話) [測定裏話]
「揺らしてなっとく、動的耐震診断」の測定をしていました。同じような住宅が建ち並ぶ分譲地です。
空き家住宅での測定でした。どなたもいらっしゃらないので、気楽な診断でしたが、隣の奥様が訪ねてこられました。「何か、しているんですか?」ときかれました。「地震を起こしているんです」と答えると不思議そうなお顔。
詳しく「揺らしてなっとく、動的耐震診断」の説明をしたところ納得して頂きました。
実は、その奥様は、隣ご自宅で、機械的に震動させている地震を感じてNHKのニュースを見たそうです。何回か地震が発生したと思っているのに、TVで速報が流れない。おかしいと思い、隣の家で作業している私どもに聞きにこられました。
震度1~1.5位の測定時の地震波がお隣の家に伝わり共振していたのでしょう。
狭小地という敷地でもあり分譲住宅特有の同じような物件が建築されています。それぞれ物件で一番揺れやすい特性の周波数がありますが、同じような建物ですと、同じような周波数特性になります。ですから測定建物の地盤を通じ、お隣の建物に共振したのでしょう。
この建物では8回の測定をしました。その度に地震だと思われHNKをご覧になられたものと思います。事前にご挨拶すべきでした。反省です。
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床下収納庫の下は水浸し [測定裏話]
東京都
不動産会社からの依頼で購入した中古住宅をリフォームして再度、販売するため、22年程前の住宅のリフォーム耐震補強の耐震診断をしました。
診断の作業ですが、床下にもぐり基礎、土台、筋交い、ネタの状態を確認もします。さて作業開始で床下にもぐる為、キッチンの床下収納庫のBOXを取りのぞいてみてビックリ!床下がプール状態で水浸し?
基礎はベタ基礎で水はけ出来ないので水がたまるとプール状態になるのですが、どこから大量の水が入ってきているのだろうか?
この原因を突き止めないと、床下が水浸しの物件では販売出来ないですよね。
基礎をグルット回って調べてみると、通気口に板で蓋をしてある所を発見。それにしてもこの基礎の高さも低くて、通気口の高さも以上に低い。基礎から通気口までの寸法は数センチ。これでは大雨の時、雨水が入って当然。
でも、なぜこんな事に? 実はこの住宅は3階建てですが確認申請では2階建てで申請されていました。階高を確保するため、基礎の高さを抑えていたようです。
解りやすく言うと違法建でした。
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動的耐震診断て何? [測定裏話]
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地下鉄に乗っているとき、地震が起きたら? [つぶやき]
地下鉄に乗っている時、地震が起きたらどうしますか?地下鉄に乗っているとき、良く考えてしまいます。その時は多分、助からないだろうなと漠然と考えています。
地震の対策の話では、住宅の耐震補強とか防災用品の準備とかがクローズアップされますが、仕事中や、仕事での移動中や職場での対応はあまり話題にならないような気がします。逆に、地下鉄のように、個人ではどうする事も出来ない内容が多いのではないでしょうか?
どうしようも無い事を考えても仕方がないので、それ以外の対策を考えました。
常時、カバンの中に入れておくといい物の1番=磁石(方位を示す磁石)2番=ポケット地図(手帳に張り付けられるような簡単な物)3番=my水筒です。
地下鉄で停電しても携帯のライトが使えます。それと磁石、地図、水筒があれば何とか対策になるかなと思い、車窓の外のトンネルの壁を見ています。
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自然がオカシイ! [つぶやき]
関東で最近、地震が発生しないなと思っていたら8月9日、11日と地震がありました。特に、11日の地震は東海で震度6弱とニュースで言っていました。仕事が耐震診断、設計ですので専門家ではあるのですが、特に最近の地震は何か変です。
今までの地震の揺れる時間は10秒位でしたが、ここ2回の地震は20秒位長く揺れています。それと揺れる回数ですが、過去の地震は余震があるのですが、私の住んでいる地域では感じられませんでした。
何か、自然がおかしい?地球の表面で変化が出てきています。 集中豪雨や砂漠化など温暖化の影響か?
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住宅購入5年で雨漏れと地盤沈下が! [測定裏話]
神奈川県平塚市 Nさん(PCソフト会社勤務)
15年前に地元の不動産会社より建売住宅を購入しました。購入して数年で出窓の所から雨漏りしました。購入した不動産会社にクレームを申し込んでも、サッシ屋さんが来たり、外壁屋さんが来たりで原因が判らないとの事で雨漏りが止まりません。
5年ほどたった時、その不動産会社は無くなりました。そこで、やむなく、私自信がサッシと壁の所や屋根の所にホームセンターで購入した補修材を充填しました。すると、雨漏りは止まりました。
しかし、その5年間で、新たな問題が発生していました。建物が傾いてきています。
この分譲地は、もともとは田んぼで、水はけが悪い地盤です。更に悪い事に私の家はその分譲地の一番端で、隣地が、まだ田んぼです。その方向に傾いてきています。
一度、傾きを直す為、地元の工務店さんに相談しましたが、その方法が、ネタと床で高さを調整し水平にすると言う内容でした。根本的な解決をするには家ごと、ジャッキアップを行い直すとの事で莫大な費用がかかります。そのような住宅ですので、日々、構造も大丈夫かなと不安を感じながらも何も手当をしませんでした。子供も大きくなり独立したので、リフォームをしようと思い、施工業者さんを探していました。
施行業者さんを探していると、ある住宅ネットサービスの紹介で新しい耐震診断の「揺らしてなっとく、動的耐震診断」を知りました。地震を発生させる機械を持ち込み、耐震性を測定する方法ですが耐震補強工事前の評価と補強工事後の評価が出来る唯一の診断方法の動的耐震診断でした。
測定の結果ですが私に家は建築年数もまだ15年位でバランス良く耐震対策がされていて問題がないとの結果が出ました。しかし、間取りを変更し大きな部屋にする予定ですので、その場合は耐震補強工事が必要となります。
建物診断の地盤沈下に関しては田んぼと私の家の敷地との間での擁壁が悪く、造成当初に土が流れ出でたと思われる、しかし、基礎、外壁の状態から地盤沈下は10年ほど進行していないと推測される。との報告でした。
動的耐震診断会社にアドバイスを求めたところ、1年、待ちましょうとの事。
理由は6カ月目、1年目と地盤沈下が進行していないかどうかを確認して、本当に進行が止まっている事が確認されたら、ジャッキアップでは無く、地盤に膨張剤を充填して地盤と基礎自体を持ち上げる工法があります。田んぼに面している部分だけですので、安上がりになりますし根本的な解決方法です。その時に同時に間取り変更と耐震補強工事をしましょう。との回答でした。
なるほどと思われる回答でした。今は待っている時間を活用して、リフォームプランをあれやこれやと考えています。
両親と同居 [測定裏話]
川口市 Aさん(東京勤務)
両親と別居しています。以前は頑固な父親でリフォームの話しさえ出せ言いだせなかったのですが最近は父親も高齢となり、長年住み続け愛着のある住宅なので取り壊して建て替えるのは嫌なようですが私たちや孫たちの住みやすいリフォーム工事をして同居しようと言うことになりました。最近は残業も少なくなり、私たちも同居の方が経済的にも助かります。同居する住宅は戦後、祖父と父が建てた50年前の入母屋造りの住宅です。今まで、台所とか風呂とかリフォームをしていますが、本格的なリフォームは初めてです。
子供の頃から父に聞いていた話しですが「この家は、腕のいい宮大工に建ててもらった。構造はしっかりしていてまだ100年は持つ。」と言っています。私が大人になってからもまだ100年持つと言いますが、子供のころ聞いていた時も100年と言っていたし、根拠の無い自信なのでちょっと怪しい!部屋はほとんどが和室で、襖を外すと22帖の大広間です。室内に壁が無く、屋根は昔ながらの重たい和瓦でむき出しの梁は丸太、壁は土壁です。
ここを建てた宮大工は亡くなってしまい、その後継者もいません。リフォームが得意な工務店さんにも見てもらいましたが、キッチンとかユニットバスとか、室内ドアとかの提案は、どんどん綺麗な写真のプランと見積が出てきて得意そうですが構造の話しになると今度、専門家にみてもらうとの事になりました。その後、専門家の人はいつ見に来てもらえますかと聞くと、市役所の窓口に行くと無料で診断してくれますとか、非常に不得意そうです。
役所の無料診断も聞いてみましたが、工務店さんが言っている、目で確認する方法だと言う事でした。
そこで専門の測定会社に耐震診断をお願いしました。測定方法ですが耐震補強工事前の評価と補強工事後の評価が出来る唯一の診断方法の動的耐震診断でした。「揺らしてなっとく、動的耐震診断」です。父の家の特性を的確に数値で出してくれました。
事前説明では、昭和25年制定の建築基準法で建築されています。その後2回、基準法が改正されていると説明を受けました。
その当時の基準では大型地震の低周波数と共振し倒壊しやすい特性があるとの事でした。安全性が低いだろうと思っていました。測定当日、地震を発生させる起振器を持ち込む測定に立ち会いました。確かに、ゆらゆら揺れていたのですが、測定者が測定画面を見て「耐力壁が無い割に、なかなかバランスと耐震性がいいですね」との事。再度、報告書を作成し補強計画を提出しますとの事でした。
出来あがった報告書で良く判ったのですが、壁が土壁で、現在の耐力壁に劣らない効果があり周波数特性での耐震性が良かったようです。しかし、内部に壁が無い事には変わりがなく耐震補強計画では、住まい心地を考慮した補強計画で間取り考慮されていました。
父もその結果を聞いて大満足。外部の壁はそのままで、内部のリフォームと補強工事に予算を使いました。
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転勤をきっかけに住宅購入 [測定裏話]
品川区 Aさん(大手酒造メーカー勤務)
社命で東京本社の技術開発部門に転勤の辞令が出ました。酒造メーカーに勤務しているのですが、技術部門は営業部門と違い転勤が滅多にありません。今後、転勤が無い訳ではないのですが(よほど業績をあげ別の拠点に転勤になるか?業績が出せず地方に転勤になるか?)まず当面は転勤がありません。
会社から住居費の補助金が出るものの、これから長期間にわたり都内の高い賃貸料を払い借家住まいをするのであればと思い、多少、金額的には無理をしましたが自分の城が欲しいと思い、自分の資産にもなる都内の閑静な住宅地で20年前の木造の中古住宅を購入しました。
この物件を購入した不動産会社さんは「昭和56年以降の新耐震基準で建築された物件ですので構造は大丈夫ですよ。」と言うだけで、何ら、根拠を示してくれませんでした。しかし素人目にみても私の購入した家は都内の住宅地という事もあって狭小地での3解建です。1階部分に壁の無いインナーガレージと玄関と小さな部屋があり、居住スペースは2階、3階の間口が小さく奥行きがある3階建ですので心配になりました。これから家族と長く住むつもりなので、家族の安全を第優先に考え購入した不動産会社とは関連の無い診断測定会社に耐震診断をお願いしました。
万一、転勤があったとしても、家歴証で耐震補強による耐震性の改善が出来ていれば、評価額が高くなると思い、耐震補強工事前の評価と補強工事後の評価が出来る唯一の診断方法の動的耐震診断をお願いしました。「揺らしてなっとく、動的耐震診断」は測定により私の家の特性を的確に数値で表現してくれました。
素人目にも思っていた通り、玄関側のガレージは非常に弱く、昭和25年制定の建築基準法レベルでした。測定報告書によると奥行き方向は隣地に接していると言う事もあり数値的にも安心の数値でしたが、玄関側は大型地震の低周波数と共振し倒壊しやすい特性がありました。地震を発生させる起振器を持ち込み測定している時から、玄関側は大きくゆらゆら揺れていたので報告書が出来上がる前から補強工事が必要とは感じていました。測定時で、私は震度3位の揺れかなと思いましたが、実際には震度1.5位で揺らしているとの事でした。本当の大型地震で震度7とかがきたらどうなるのでしょう?
出来あがった耐震補強計画では、玄関の車庫側を鉄骨フレームで補強すると言う内容でした。
色々な補強金物があるそうですが、私の家は建物側をどれだけ補強しても逆効果だそうで、ガレージ側の木造では壁を作れない部分を耐震設計のプロは鉄骨と木造の混構造で解決してくれました。
当然、余計な資材は使わないので安上がりになりました。浮いてきた予算はリフォームの改造費にまわしました。
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